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ビタミンDの量を2倍にした新しいガイドライン

米国小児科学会
NEW GUIDELINES DOUBLE THE AMOUNT OF RECOMMENDED VITAMIN D
Oct. 13, 2008
http://www.aap.org/pressroom/nce/nce08vitamind.htm
米国小児科学会(AAP)が10月13日にAAP臨床報告書「乳幼児や青少年のくる病とビタミンD欠乏予防」発表の記者会見を行った。
この報告書では乳幼児や青少年の推奨ビタミンD摂取量をこれまでの2倍にし、生後数日から1日あたり400 IUのビタミンDを摂るべき、としている。新しい臨床試験のデータなどをもとに改定した。
小児期の適切なビタミンD摂取は骨粗鬆症のリスクを下げる可能性がある。さらに成人では免疫系に重要な役割を果たし、感染症や自己免疫疾患やがんや糖尿病予防に役に立つ可能性が示唆されている。ほとんどの子どもたちは食事からは十分量のビタミンDが摂れないため、添加が薦められる。
報告書
Prevention of Rickets and Vitamin D Deficiency in Infants, Children,
and Adolescents
http://www.aap.org/new/VitaminDreport.pdf

(日本の所要量はこれまでの値より少なくて、少ないのではと言われていたのがさらに差が拡大することに。日本人は魚をよく食べるため実際の摂取量が比較的多いのであまり問題にはなっていない。サプリメントより魚を食べた方がいいのに、北米は水銀怖い説のため減少し続けている。ビタミンDの推奨量については現在各国で見直し中。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070925#p8
資料としてはこのへんがまとまっている
http://ods.od.nih.gov/factsheets/vitamind.asp