食品安全情報blog過去記事

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野菜や果物の農薬

16/10/2008
http://www.afsca.be/home/press/_documents/2008-10-16_pesticides_fr.pdf
食品安全機関AFSCAは2008年10月16日に一部の報道機関が伝えた野菜や果物に残留農薬が検出されることを非難するニュースに驚いた。このニュースは欧州議会による次の農薬規制と関係する。現在の大量生産システムでは農薬の使用が避けられないのは確かである。認可された農薬は、EFSAが有害でないことを厳しく評価したものである。農薬の残留基準(MRL)はそれらが使用される時期や収穫時期などを考慮して導き出されたものであり、MRLよりはるかに高い毒性学的指標とは明確に区別されるべきである。MRLを少し超過しても何らリスクとはならない。
2007年にAFSCAは約2000の野菜や果物などの350種の農薬を検査した。2007年報告書によれば基準値超過があったのはわずか7%である。そしてこれらの残留農薬によるリスクは全くないと結論している。