食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

試してみて損はない−長期にわたる状態の治療や対処法についての主張を検討する

Sense About Science
I've got nothing to lose by trying it - Weighing up claims about cures and treatments for long-term conditions
http://www.senseaboutscience.org.uk/index.php/site/project/267
ここ10年ほどの間に慢性疾患のある人々がインターネットや患者のチャットルームを使用することが増えた。これらは有用なサポートとなるが、同時に宣伝や不正販売、間違った話などにあふれている。患者や医師や科学者が長期にわたる不治の病を持つ人々に対して偽りの希望を売る過剰宣伝による経済的感情的損失について警告する。
オンライン広告やチャットルームでの会話では、治らない病気を治るという新しい薬や治療法の「信じられない」空約束を売っている。Sense About Scienceが多発性硬化症学会、運動神経疾患協会、アルツハイマー学会、パーキンソン病学会と協力して発行したガイドは、魔法の治療薬や奇跡の薬や画期的な治療法のようなインチキがどのように宣伝されているかを説明する。
我々はいかに多くの人々が、宣伝されている食事方法や運動や治療法をやらなければならないと感じて疲れ切っているのかを知っている。ある人は、昨年妻がヤギ血清から未承認幹細胞治療まで、際限のない新しい治療法を試すのに費やしたか話してくれた。全て何の効果もなかった。このガイドは患者や家族が誇大宣伝されている治療法を評価する助けになることを目的とする。
ガイド本文
http://www.senseaboutscience.org.uk/pdf/Ive%20got%20nothing%20to%20lose%20by%20trying%20it.pdf
ニュース報道やインターネットの宣伝、体験談の問題点を指摘。
新薬や新規治療法を開発するための臨床試験とはどういうものか理解することが必須。
信頼できる情報源としてコクランやMHRAやNLM等を紹介している。(英国の話なので)
論文は専門家ですら読みこなすのは難しい