食品安全情報blog過去記事

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オンライン幹細胞治療についてのQ & A

Behind the headlines
Online stem cell therapy Q&A
Friday December 5 2008
http://www.nhs.uk/news/2008/12December/Pages/StemcelltherapyQA.aspx
保健省は「詐欺的診療所」がリスクの高い幹細胞治療を行っていることを警告している。これは多発性硬化症学会が、多発性硬化症(MS)に幹細胞治療が有効であるとの根拠はないにもかかわらず、セイシェル共和国の企業がMS患者に幹細胞治療をすると宣伝していることを警告したことに続く。さらに新聞で国際幹細胞研究学会(ISSCR)が、世界中の幹細胞診療所が、信頼できる根拠のない幹細胞治療を行って患者を欺いていると述べたことを報道した。
幹細胞治療には多くの疾患を治療できる可能性があるが、まだ開発段階で安全で有効に使用できるようになるにはまだ研究が必要である。多くの幹細胞治療は実験段階にあるにも関わらず、インターネットで直接患者に宣伝されている。そしてそれが可能な国で治療が行われている。こうした企業は効果のわからない治療で既に重大な病気を持っていたり終末期の患者にさらに危険を与えたうえに高額のお金を取る。保健省はHIVやMSやパーキンソン病脳性麻痺などの「幹細胞治療」「幹細胞臨床試験」と称するインターネットでの宣伝について警告を発表した。ISSCRは新しいガイドラインを発表した。
以下Q & A
現時点で治療用に使われている幹細胞治療は造血幹細胞移植(HSCT)のみである。

自由診療を求めるならこういう問題に対処しないと。インチキを放置すると業界全体の信頼がなくなる)