食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

エスペランス港の鉛汚染は海の魚にも

西オーストラリア環境保全審議会(NGO
6th December 2008
http://conservationwa.asn.au/images/stories/mediareleases/December08/recent%20sampling%20reveals%20esperance%20port%20lead%20contamination%20has%20entered%20the%20marine%20food%20chain.pdf
10月にエスペランス港でサンプリングしたレーザーフィッシュ(砂地の海底に住む長命の貝)の腎臓に190-790 mg/kgという高濃度の鉛が検出された。オーストラリアの食用貝基準値0.5 mg/kgの380-1580倍である。


エスペランスの鉛問題については西オーストラリア保健省から。
Esperance Lead Enquiry
http://www.health.wa.gov.au/envirohealth/hazards/esperance.cfm
この港の近傍で鳥が大量に死亡する事故があって鉛濃度が高かったこと、住人の血中鉛濃度が若干高いということ、採掘した鉛などの鉱石を運ぶ港で時々汚染があったことなど。いわゆる公害。環境団体が問題にしている。


一方漁師はその報道に怒っている
Fears contaminated fish reports will damage industry
http://www.abc.net.au/news/stories/2008/12/08/2441001.htm