食品安全情報blog過去記事

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オーストラリアの子どもたちの食用色素摂取量は少ない

Australian children consume low levels of food colours
11 December 2008
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/mediareleases/mediareleases2008/australianchildrenco4109.cfm
本日FSANZが発表した添加色素の調査結果によれば、オーストラリアの子どもたちの食用色素摂取量は少ない。
FSANZの主任科学者Paul Brent博士はこの結果は喜ばしいもので色素は許容量以下で使われており消費者にリスクはない。バランスの取れた食生活の一環として着色された食品を食べることによる公衆衛生上のリスクはないことが再確認された。
さらに食品中の合成色素の平均摂取量は英国サウサンプトン研究で使用された濃度より十分低い。例えば英国ではお菓子のタートラジンの濃度は67 mg/kgとみなしているがFSANZの調査結果ではお菓子のタートラジン濃度は平均10 mg/kgである。さらに子どもたちの平均摂取量は、6-12才のオーストラリア人は英国研究で8-9才に使用されたタートラジンの量の14%しか摂っていない。サンセットイエローは21と8%である(ミックス2種類)。
合成及び天然色素は食品や飲料に見た目を良くするため、風味を認識させるため、消費者の期待に応えるために添加されている。
調査結果の詳細は以下
SURVEY OF ADDED COLOURS IN FOODS AVAILABLE IN AUSTRALIA
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/Colours%20Survey_Final%20Report%2022%20Oct%2008%20_2_.pdf