食品安全情報blog過去記事

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ハーブ治療薬が閉経期症状を緩和するという証拠はほとんど又は全くない

Little or no evidence that herbal remedies relieve menopausal symptoms
13-Jan-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-01/bmj-lon011209.php
Herbal medicines for menopausal symptoms,
Drug and Therapeutics Bulletin, Vol. 47, No. 1, January 2009
レビュー。
先進国の30-70%の女性は閉経期に急激なエストロゲン濃度の低下によるホットフラッシュや夜の発汗などの症状を経験する。そのような症状は平均して約4年間続くが人によっては12年以上も続く。
そのような症状を緩和するために使用されるハーブとしてブラックコホシュ、 レッドクローバー、当帰、月見草油、ニンジンなどがある。しかしそれらのハーブには有効性の根拠はない。さらにしばしばハーブは単純にナチュラルだ
という理由で安全だとみなされていることが心配である。