食品安全情報blog過去記事

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ハーブ治療薬の危険性

Behind the headlines
Dangers of herbal cures
Wednesday January 14 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/01January/Pages/Menopauseherbalremedies.aspx
本日Daily Mailが閉経期症状用のハーブレメディは実際には健康に悪影響がると報道した。専門家によるレビューでニンジンやブラックコホシュやレッドクローバーなどのハーブレメディは更年期障害の症状に効果があるという根拠はないと言っている。最近のホルモン補充療法に対する恐怖報道により多くの人がハーブを使うようになっているが、ハーブの安全性は確認されていない。
この報道はBMJのDrug and Therapeutic Bulletin (DTB)に報告された説話的レビューに基づくものである。
NHSはこのレビューの結論は妥当であると考えている。一般の人々は、ほとんどのハーブ製品には医薬品のような厳密な安全性や品質や有効性に関する規制がないことを知るべきである。ハーブ治療薬のほとんどは病気の治療用には許可されていない。また同時摂取による医薬品との相互作用もあり得る。
MHRAは2011年から伝統的ハーブ治療薬指令を履行する予定で、それが履行され
れば店頭販売されているハーブレメディは一定の安全性と品質基準を満たす伝統的ハーブ治療薬登録計画に従わなければならなくなる。
現時点では医師は閉経期症状のある女性に対してはハーブを使っているかどうか定期的に質問するというこのレビューの助言は妥当だと思われる。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090114#p4の件