食品安全情報blog過去記事

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感染症とがんに関する合同会合

Joint meeting at IARC on Infections and Cancer
20/01/2009
http://www.iarc.fr/en/Media-Centre/IARC-Press-Releases/Communiques-recents/Joint-meeting-at-IARC-on-Infections-and-Cancer
2009年1月23-24日にIARCにおいて、ある種のウイルスとがんの関係についての会議が行われる。ウイルスによる発がんメカニズムや診断と治療、ウイルスがどうやって免疫系からのがれているかなどのトピックスについて知見を集める。
世界中のがんの大雑把に20%が感染症に由来する。資源の乏しい国ではこの数値はもっと大きいだろう。IARCは6つのウイルスをがんの原因と分類している。ウイルスは人々の間に広く浸透し、慢性の感染によりがんを発症させる。持続感染に寄与する要因や予防方法はよくわかっていない。従ってこの分野の研究者の協力が重要である。
(がんの原因にウイルスなどの感染症が結構大きいという認識は一般にはまだ不足していると思う)