食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

環境毒性影響評価のために土壌中の農薬の総濃度と間隙水濃度の指標としての有用性 PPRパネルの意見

The usefulness of total concentrations and pore water concentrations of pesticides in soil as metrics for the assessment of ecotoxicological effects[1] - Scientific Opinion of the Panel on Plant Protection Products and their Residues (PPR)
23 January 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902285834.htm
ミミズや線虫などの身体の柔らかい土壌生物と土壌溶液と密接に接触する植物については間隙水からの農薬暴露が重要であり評価指標として意味がある。しかし身体の硬い土壌生物については科学的根拠は乏しい。間隙水濃度を用いた暴露評価は現行の方法より複雑で検討が必要である。しかし暴露評価の指標にかかわらず、環境リスク評価についてはさらに重大な解決すべき問題がある。
リスク評価全体の基礎とすべき望ましい保護レベルの目標を定義すべき、などいくつか指摘。