食品安全情報blog過去記事

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インターネットで偽物の薬を買うことは生命に危険を与えテロを支援する、と雑誌の編集者が警告

EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
Fake internet drugs risk lives and fund terrorism, warns journal editor
27-Jan-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-01/w-fid012709.php
International Journal of Clinical Practiceの2月号のエディトリアルで、 Dr Graham Jacksonが偽物の薬の危険性について警告している。偽物医薬品市場は2010年には550億ポンドになると推定されている。
偽物の薬からはヒ素、ホウ酸、鉛の入った道路用塗料、床や靴磨き、タルク、チョークら煉瓦の粉、ニッケルなどが見つかっている。時にはバイアグラの偽物を買ったアメリカ人は実際にはそれと知らずに中東のテロに資金提供をしている。
英国のMHRAの推定ではインターネットで処方箋無しで販売されている処方薬の62%は偽物である。
Faking it: the dangers of counterfeit medicine on the internet.
Jackson, G. IJCP, the International Journal of Clinical Practice.
63.2, pp 181-184 (February 2009)