食品安全情報blog過去記事

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日焼け注射のQ & A

Behind the headlines
Tanning jab Q&A
Wednesday January 28 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/01January/Pages/TanningjabQA.aspx
日焼け増強注射、メラノタンが再びニュースに取り上げられた。この不法薬物は2008年11月にMHRAが警告を発してメディアの注目を集めた。MHRAはメラノタンは試験が行われておらず、副作用がどのようなものかわかっていないと言っている。
BMJに掲載されたレターでは、インターネットで購入したメラノタン注射をしてほくろがほんの数週間で急に大きく黒くなったという2人女性の症例を紹介している。
メラノタンを使用している人は直ちに使用を中止するように。
メラノタンとは何でどう作用するのか?
メラノタンは合成ホルモンで皮膚を黒くするために注射される。この薬物で皮膚のメラニン含量が増える。
誰がこれを違法だと判断したのか?
英国で販売される全ての医薬品はMHRAによる認可が必要である。メラノタンは承認のための審査が行われていない。
何故違法なのか?
安全性と有効性が不明で副作用もわからない。さらにメラノタンそのものによる副作用の他に滅菌していない水を注射したり針を使い回したりすることによる感染症リスクもある。
メラノタンを使っていました、どうすれば良い?
直ちに使用をやめて医師に相談すること。
これを使ってはダメならどうすれば安全に日焼けできる?
意図的日焼けは避けるべきである。日焼けしたように見せるローションやスプレーなどのほうが安全であろうが、妊婦は避けるべきである。
(何故そこまでして日焼けしたいのかな。美容業界は謎だらけ)


オールトラリアではこんなのが報道されていた
ボトックスで出生時欠損
Warnings Botox can cause birth defects
January 27, 2009
http://www.smh.com.au/news/lifeandstyle/lifematters/warnings-botox-can-cause-birth-defects/2009/01/27/1232818427668.html
オーストラリアで2005年に妊娠中(一ヶ月)にシワ取り目的でDysportというボツリヌスA型毒素を使った女性の子どもが耳が聞こえず目が見えない障害を持って生まれた事例がある