Food counterfeiting, contamination outpace international regulatory systems
16-Feb-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-02/msu-fcc021109.php
輸入食品の安全性に関するAAAS年次会合シンポジウムでの発表。
中国産汚染ミルクは30万人以上の子どもたちを病気にし、世界経済の結びつきの強化に伴う懸念を引き起こした。安価な製品の需要があり、貿易の規模は規制による監視を圧倒することから、将来海外から食品偽装や異物混入が繰り返されることは避けられないだろう、とミシガン州立大学の研究者は述べる。
Ewen Toddは、安全な食品を保証することは誰にもできない、という。しかし政府はリスクを評価し、穴のあるところをみつけ、協力を強化して規制を強化する必要がある。
リスクに基づく監視やサンプル採取を増やす、汚染を示すフードシステムの徴候検出力の強化、汚染があった場合の迅速な対応の改善、リスクコミュニケーションの改善などがなされるべきである。
偶然の事故による汚染とテロのような極端な例の中間にはメラミン事件のような利益のための偽装がある。偽装をテーマに取り上げたのはJohn Spinkで、は「偽装はフランス産ワインをローマ産と偽ったローマ時代からある。製品は世界中を駆けめぐり誤魔化すチャンスは多い。」と言う。最近の例は普通の野菜をプレミア価格がつくオーガニックと偽装するものやノーブランドのエネルギードリンクに有名ブランドの名前をつけることなどがある。医薬品については企業に副作用報告などの義務が課されているが食品についてはない。
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