食品安全情報blog過去記事

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英国の科学者たちが子どもたちを使ったGM食品試験を許容できないと非難

Daily Mailから
British scientists condemn using children in GM food trials as unacceptable
17th February 2009
http://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1147635/British-scientists-condemn-using-children-GM-food-trials-unacceptable.html
米国NIHが出資してアメリカと中国で行われるベータカロテン含量を高めたゴールデンライスを6-10才のこどもたちに食べさせる試験計画について、GM批判派の22人の科学者が倫理違反だと非難し公開質問状を送付した。ベータカロテンから生じる物質には出生時欠損を誘発する毒性がある(注:ビタミンAのこと、ベータカロテンはビタミンAそのものと違って摂りすぎによる催奇形性はないとされている)、子どもたちをモルモット扱いする恐ろしい計画だ、GM食品は遺伝子に突然変異を誘発する(注:嘘)などと批判している。
Golden Rice Organisationのプロジェクト管理者は、この試験は外部倫理評価委員会の審査を受けて承認されたもので、倫理上の問題はない、と反論している。世界ではビタミンA欠乏による免疫不全が一因となる病気で毎日6000人が死亡している。
Golden Rice Organisation
http://www.goldenrice.org/index.html

参考
http://blackshadow.seesaa.net/article/113593203.html