食品安全情報blog過去記事

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「ピーナッツアレルギーの治療法」

Behind the headlines
'Cure for peanut allergies'
Friday February 20 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/02February/Pages/Peanutallergytreatment.aspx
「重症ピーナッツアレルギーの子どもたちが治った」とThe Daily Telegraphが報道した。いくつかの新聞が4人のアレルギーのある男の子でピーナッツへの感受性を下げるための治療法研究について報道した。科学者がこどもたちに毎日ごく微量のピーナッツ粉を与え、6ヶ月にわたり徐々に量を増やして、ピーナッツ5個相当量まで食べられるようになった。Daily expressで研究者の一人が「家庭で保護者は絶対この方法を試してはいけない。これは医師の監視下にのみできる。」と強調している。
この小規模研究はピーナッツアレルギーのある子どもたちのピーナッツ感受性を減らすことができることを示した。この子どもたちは「治った」のではなく耐性が増加したのだということに注意する必要がある。さらにこの改善を維持するには長期の維持治療が必要である。
このプロセスをさらに多くの子どもたちで再現する計画があり、成人で同様の効果があるかどうかについてはさらなる研究が必要である。
重大なアレルギー反応は死につながる可能性もあるため、自分や子どもの感受性削減のため自分でやってみようと思わないことが必須である。(強調)