食品安全情報blog過去記事

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「自閉症専門家」が統括特別補助裁判官により批判される

Quackwatchより
"Autism Specialist" Blasted by Omnibus Special Master
Stephen Barrett, M.D
revised on March 15, 2009
http://www.quackwatch.org/11Ind/bradstreet.html
米国連邦請求裁判所の特別補助裁判官の報告書は、Jeffrey Bradstreet医師が自閉症の子どもたちを習慣的に誤診・誤治療していたことを示唆する。裁判所はワクチンにより自閉症になったと信じるColten Snyderの家族からの訴えを審議していたが、ワクチンと自閉症に関連はないと結論した。特別補助裁判官Denise K. Vowell はColtenの主治医であるBradstreetが、Coltenを水銀中毒であると不適切に診断したと結論している。
Bradstreet医師は認定された専門の診療科を持たず、家庭医と称し、「生物化学的バランスの悪さを修正して自閉症を治療する」と主張し、「解毒治療」を行っている。彼の運営する施設IRDRCでは4000人の患者を治療したとしている。
連邦請求裁判所には子どもたちがワクチンのせいで自閉症になったと主張する5000以上の家族が補償を求めて訴えているが、その多くがBradstreetの患者である。
Bradstreetの治療は各種ダイエタリーサプリメントやキレート療法などで検査項目も多岐にわたるがいずれも標準的なものではない。
またColtenに下した診断「水銀中毒」は臨床検査や症状や病歴などに何の根拠もない。Coltenの毛髪中水銀濃度は正常レベルであった。
報告書全文がアップされている。
(いかさま専門家のほうがメディアや一般人には受けが良いので被害が甚大になる。科学はどう頑張っても「わかりやすい」ものではないし。)