食品安全情報blog過去記事

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赤身肉と加工肉を食べることは死亡リスクの増加と関連する

Eating red and processed meat associated with increased risk of death
23-Mar-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-03/jaaj-era031909.php
Archives of Internal Medicineの3月23日号に発表された報告によれば、赤身肉と加工肉を多く食べる人は10年間の全死因での死亡とがんや心疾患による死亡リスクがやや増加する。一方白身肉をたくさん食べることは全死因での死亡及びがんによる死亡リスクが僅かに低い。
1995年に50-71才だった50万人以上の国立健康研究所−AARP 食事と健康研究の参加者のデータを評価したもの。10年間のフォローアップ期間に男性47976人、女性23276人が死亡した。赤身肉の消費量の多い上位1/5の男女(メジアン1日1000キロカロリーあたり62.5g)は全死亡リスクが最も少ない下位1/5の男女(メジアン1日1000キロカロリーあたり9.8g)より高かった。加工肉についても同様であった(メジアン1日1000キロカロリーあたり22.6g対1.6g)。白身肉については最も多く食べる1/5の死亡リスクが最も少ない1/5より少なかった。
オープンアクセス
Meat Intake and Mortality
A Prospective Study of Over Half a Million People
Arch Intern Med. 2009;169[6]:562-571
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/full/169/6/562
エディトリアル
Reducing Meat Consumption Has Benefits Beyond Better Health
Arch Intern Med. 2009;169[6]:543-545
(赤身肉は豚肉や牛肉、白身肉はチキンや七面鳥や魚やツナ缶
対象がアメリカ人なのでたくさん食べる人の「食べる量」がやたら多い。日本 人にはあてはまらなそう。)