食品安全情報blog過去記事

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英国のティーンは「大酒飲み」

Behind the headlines
UK teens 'binge drink'
http://www.nhs.uk/news/2009/03March/Pages/UKteens'bingedrink'.aspx
「英国の10代はヨーロッパでワースト3の大酒飲みである」とBBCニュースなどが伝えた。このニュースは10代のアルコールと薬物の使用に関する全ヨーロッパ調査報告書に基づくもので、調査した35ヶ国中英国より悪かったのはデンマークマン島だけであった。この調査の筆頭研究者Plant教授の結論は、「アルコールの有害性に関する教育やメディアキャンペーンは飲酒習慣への影響は小さく、課税強化やアルコールを入手しにくくするような政治的手法がよりはるかに費用対効果が高く有効である」というものである。
報告書はESPADのウェブサイトからオンラインで入手できる。
この調査の対象は15-16才の生徒で、2007年の10万人を対象にした調査結果が主要なものである。
各国で少なくとも2/3の生徒がこれまで少なくとも1回は飲酒したことがある。
全平均ではこれまで飲酒したことがある生徒は90%、そのうち82%は過去12ヶ月以内、そして60%は過去30日以内に飲んだことがある。飲酒の率は国により相当違い、例えば過去30日以内に飲酒したことがある生徒はオーストリアデンマークでは80%でアイスランドでは31%、アルメニアでは35%である。ほぼ全ての国で女の子より男の子の方が多く飲む。多くの国で男の子ではビール、女の子ではスピリッツがよく飲まれている。
平均で半分の生徒が酒による中毒症状を経験している。
薬物に関しては、喫煙と飲酒が違法薬物の使用と関連する。
(いくら子どもの食事に気を遣って残留農薬とか添加物に厳しくても飲酒させてたら意味ないのに)