食品安全情報blog過去記事

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乳児の尿・唾液・血中イソフラボン:豆乳ミルクのエストロゲン活性に関する予備的研究からのデータ

Yang Cao et al.
J Expo Sci Environ Epidemiol. 2009 February; 19(2): 223 234.
Isoflavones in urine, saliva, and blood of infants: data from a pilot study on the estrogenic activity of soy formula.
豆乳ベースのミルク、牛乳ベースのミルク、母乳を与えられている満期産の1才までの乳児166人乳児についてのデータ。ダイゼイン、ゲニステイン、エクオールの測定を行っている。ダイゼインやゲニスタイン濃度は尿で最も高く、次いで血中、唾液。豆乳ベースのミルクを与えられている乳児の尿のダイゼイン濃度は牛乳ベースのミルクを与えられている乳児の約500倍。イソフラボン濃度と子どものホルモン(エストロン、エストラジオール、テストステロン、LH、 FSH及び性ホルモン結合グロブリン)濃度には関連はなく豆乳の植物エストロゲンが乳児にとって生物学的に活性があるかどうかはわからない。