食品安全情報blog過去記事

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香料グループ評価

  • 香料グループ評価216:FGE. 19の化学サブグループ3.3のα、β不飽和アルデヒド:2-フェニル-2-アルケナール

Flavouring Group Evaluation 216: alpha,beta-Unsaturated aldehydes from chemical subgroup 3.3 of FGE.19: 2-Phenyl-2-alkenals[1]
2 April 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902429516.htm
5物質について助言を求められた。これらについては発がん性試験データが無く、遺伝毒性の懸念が排除できない。遺伝毒性に関するデータが必要である。

  • 香料グループ評価213:FGE. 19の化学サブグループ2.7のα、β不飽和脂環式ケトンと前駆体

Flavouring Group Evaluation 213: alpha,beta-Unsaturated alicyclic ketones and precursors from chemical subgroup 2.7 of FGE.19
2 April 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902429245.htm
26物質について助言を求められた。13物質については遺伝毒性データが必要である。

  • 香料グループ評価210:FGE. 19の化学サブグループ2.4のα、β不飽和脂環式ケトンと前駆体

Flavouring Group Evaluation 210: alpha,beta-Unsaturated alicyclic ketones and precursors from chemical subgroup 2.4 of FGE.19[1]
2 April 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902429179.htm
13物質について助言を求められた。これらについては発がん性試験データが無く、(定量的)構造相関((Q)SAR)予測に基づく遺伝毒性の懸念が排除できない。遺伝毒性に関するデータが必要である。

  • 香料グループ評価203:FGE. 19の化学サブグループ1.1.4の二つ以上の共役二重結合があり追加の非共役二重結合がある/ないα、β不飽和脂環式アルデヒドと前駆体

Flavouring Group Evaluation 203: alpha,beta-Unsaturated aliphatic aldehydes and precursors from chemical subgroup 1.1.4 of FGE.19 with two or more conjugated double bonds and with or without additional non-conjugated double bonds
1 April 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902427766.htm
17物質について意見を求められた。ヘキサ-2(トランス),4(トランス)-ジエナールの発がん性について、閾値のないメカニズムが否定できないことから安全上の懸念がある。他の物質についても同様で、発がんメカニズムについてのデータが必要である。

  • 香料グループ評価214:FGE. 19の化学サブグループ3.1のα、β不飽和アルデヒドと前駆体:シンナミル誘導体

Flavouring Group Evaluation 214: alpha,beta-Unsaturated aldehydes and precursors from chemical subgroup 3.1 of FGE.19: Cinnamyl derivatives[1]
1 April 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902426581.htm
29物質について意見を求められた。経皮アルデヒドがin vitroで染色体障害を誘発することと2-メトキシ経皮アルデヒドがAmes試験陽性であることから幾分かの懸念があった。しかし経皮アルデヒドはin vivoでは遺伝毒性はなくトランス経皮アルデヒドには発がん性はない。環置換体(4-メチル、4-ヒドロキシなど)はアルファ、ベータ不飽和アルデヒド基の反応性を増すよりは減らすと予想されるため環置換経皮アルデヒド誘導体には遺伝毒性の懸念はない。従って入手できるデータは香料評価方法による評価を排除するものではない。