食品安全情報blog過去記事

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おなかの虫に気の抜けたコークは「神話」

Behind the headlines
Flat coke for tummy bugs 'myth'
April 22 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/04April/Pages/FlatSoftDrinksStomachBugs.aspx
医師がおなかをこわした子どもたちにコーラやレモネードを与えることについて警告したとDaily Mailが報道した。甘い飲み物を与えると水分補給になるというのは神話で、実際には悪化する可能性がある。
これはNICEが発表した5才以下の胃腸炎の子どもの治療に関する新しいガイドラインに基づくものである。そのうちの助言のひとつが、弱い下痢や嘔吐のある子どもには水や保水塩溶液を与え、炭酸飲料やフルーツジュースは与えないように、というものである。
腸炎の子どものほとんどは家庭で様子をみていることができる。保護者は5才以下の子どもについては水やミルクを摂らせて脱水しないようにすべきである。
主な助言内容
感染拡大防止のための助言
暖かい流水で石けんを使って注意深く手を洗うことが最も重要。手洗いはトイレの後やおむつを替えた後、食べ物を調理したり食べる前に。感染した子どもの使ったタオルは他の人は使わず、下痢や嘔吐がある間は学校や保育園には行かせない。最後の下痢や嘔吐があってから48時間は学校や保育園には行かず、下痢があって2週間はプールに行かない。
家庭で病気の子どもを管理する
脱水の危険徴候に注意する。
脱水の徴候がなければ、ミルクや母乳は与え続け、液体の摂取を薦め、浸透圧の低い経口補水液を与える。フルーツジュースや炭酸飲料は与えない。