食品安全情報blog過去記事

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明日は世界マラリアデー 我々にはDDTデーが必要

Tomorrow Is World Malaria Day -- We Need DDT-Day
April 24, 2009
Todd Seavey
http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1215/news_detail.asp
2000年にアフリカの主導者たちは10年間でマラリアによる死亡者を50%削減すると誓った。明日(4月25日)はその誓いから9年目となる日である。まだ目標は達成されていないがマラリアの犠牲者についての別の指標には近づきつつある:EPAが1972年にマラリア対策に最も適した殺虫剤であるDDTを禁止してからマラリアによる死亡者が1億人になる。
比較のために、20世紀に煙草により死亡した人の数は約6000万人で、第二次世界大戦での総死亡数は7000万人、共産主義政体により殺された人々の総数は約1億人である。つまり、レイチェル・カーソンの恐怖本「沈黙の春」に感化された化学物質に反対する環境保護主義者たちが最も広く称賛されているこれまでで最大の殺人者であろう。
アフリカのマラリアデーは2000年の4月25日に宣言された。ブッシュ大統領は2006年4月25日をマラリア啓発デーとした。世界保健機関は2007年から世界マラリアデーを記念することにし、2008年が最初の公式な世界マラリアデーで2009年の4月25日は当初の10カ年計画まで残り1年となる。
2010年の世界マラリアデーまでに真の成果を上げるために、DDTが禁止される前にかつてヨーロッパやアメリカで成果をあげたときのように、DDTに命を救うための活躍の場を与えたらどうだろうか。蚊帳やマラリアワクチンなどにより我々はマラリア対策を向上させているが、最強の武器を避ける必要はない。禁止は終わりにして何百万人の命を救おう。難しい選択ではない。