食品安全情報blog過去記事

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IAEAは患者の放射線防護強化を要請

IAEA calls for enhanced radiation protection of patients
29-Apr-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-04/iaea-icf042809.php
医療分野での画像解析技術の進歩により、隠された病気の発見や正確な診断ができるようになった。しかし過剰使用は患者に不必要な放射線被曝となる。最近一人の人間が生涯に受ける放射線の量を記録するSmart Cardプロジェクトが行われている。
CTスキャンでは通常の胸部X線撮影の500回分の被曝量で、繰り返し受けることにより生涯発がんリスクが増加する。最新のUNSCEARの推定では、毎年世界中で40億回のX線診断が行われており、世界の人々の過去10年間の被曝量の17%増加に相当する。特にCTスキャンについては、2007年11月のNEJMでは今日行われているスキャンの50%までが必要かどうか疑問があるものである。