食品安全情報blog過去記事

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30年間のフォローアップ研究:死亡率と心血管系疾患に与える喫煙の「とてつもない」影響

30-year follow-up study: 'Tremendous' impact of smoking on mortality and cardiovascular disease
8-May-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-05/esoc-3fs050609.php
ストックホルムで開催されたEuroPRevent 2009で発表された研究。
ノルウェーの男女54000人を30年間フォローアップした研究によれば、非喫煙者は喫煙者に比べてより長く生き、心血管系疾患も少ない。この研究は1974年に35-49才の男女を対象に開始された。当初の54075人の参加者のうち、フォローアップ期間に死亡したのは13103人で、そのうち1日に20本以上の煙草を吸う「ヘビースモーカー」の男性は45%が30年間に死亡したのに対し一度も吸ったことのない男性は18%しか死亡していない。同様に女性では、ヘビースモーカーの33%が死亡し喫煙歴のない場合は13%であった。心筋梗塞については非喫煙男性が累計10%であるのに対しヘビースモーカー男性は21%であった。非喫煙女性は4%でヘビースモーカー女性は11%であった。