食品安全情報blog過去記事

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米国の体重増加は食べ過ぎだけで説明できる

Increased food intake alone explains the increase in body weight in the United States
8-May-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-05/eaft-ifi050709.php
アムステルダムで開催されたヨーロッパ肥満研究学会での発表
1970年代以降の肥満の増加に、カロリー摂取の増加と運動量の減少がどれだけ寄与しているのかを検討した。研究者らは1399人の成人と963人の子どもで実生活における総カロリー消費量を正確に測定した。そして成人については体重維持のための、子どもについては正常な成長に必要なカロリーを計算し、米国人が1970年代から2000年までの食べている量を調べた。これらの値から予測した30年間の体重増加はNHANESに記録されている体重データとほぼ同じで、つまり体重の増加はほとんどが食べる量の増加による。
1970年代の体重に戻るには、成人で1日500カロリー、子どもで1日350カロリーを減らせばいい。あるいは成人で1日150分、子どもで1日110分運動を増やすか、である。