食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他ニュース

  • インフルエンザA H1N1を元のところに納める

The Lancet Infectious Diseases, Volume 9, Issue 6, Page 331, June 20
Putting influenza A H1N1 in its place
http://download.thelancet.com/pdfs/journals/laninf/PIIS1473309909701343.pdf?id=aeaa5a245ca1fddb:-7469e6a2:12174cf94a3:2481243210086635
メディアが専門家の幅のある予想の上限をさらに誇張して記事を書く、専門家への信頼が失墜、毎日AIDSや結核やその他の伝染病で多くの人々が死亡している、対策にはリスクベネフィットの検討。

上述の論説と関連するGuardianで意見の応酬
Simon Jenkins
パニックにつける薬はない
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/may/05/swine-flu-panic

Tom Sheldon
科学者を責めないで
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/may/12/swine-flu-scientists-media-virologists

  • 極めてカフェインの多いソフトドリンクによるダイエットで女性に深刻な健康問題

ニュージーランド
Extreme caffeinated soft drink diet leaves woman with serious health issues
http://www.news-medical.net/news/2009/05/24/Extreme-caffeinated-soft-drink-diet-leaves-woman-with-serious-health-issues.aspx
ニュージーランドのメディアが、1日10-14缶のエネルギードリンクを毎日飲むというレッドブルダイエットで105kgから60kgに減量したという女性が、重大な健康問題を抱えていると報道している。
オークランドに住むBrooke Robertsonという23才の女性が、現在4才の息子を妊娠中に太り始め、毎日レッドブルと一握りの乾燥シリアルだけのダイエットで8ヶ月で45kg痩せた。その結果これが習慣となり心臓発作をおこして2週間入院した時に発汗や吐き気や震えなどの激しい離脱症状をおこした。彼女には心雑音、胃腸の激しい痛みやけいれん、不安発作などが残っている。
レッドブルが悪いと言うより無茶なことするなぁと思う)

  • 10の健康問題:事実か虚構か?

オーストラリア
10 health issues: fact or fiction?
May 24, 2009
http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,25522246-5006012,00.html
1.妊娠中に適度なら飲酒しても良い?
安全な量は知られていない。全く飲まないのがベスト。
2.ビタミンDを推奨量の4倍摂ると良い?
悪影響はないだろうが良いという根拠もない。
3.歯医者で歯をきれいにしてもらう頻度は?
患者により3ヶ月から2年。
4.ダイエットソフトドリンクは私を殺す?
多くの人がダイエットドリンクでがんになると信じているがそんなことはない。
5.新しいピルは安全?
安全。
6.毎日どれだけの水を飲めば良い?
水は大切だが過剰に飲む必要はない。
7.風邪やインフルエンザに罹ったらどのくらいの期間人に伝染させる?
普通の風邪は通常症状が出る1日前からと病気になって最初の5日間。インフルエンザは通常成人では最初の3-5日であるが小さい子どもではもっと長く最大21日。
8.水道水は信用してもいい?
信頼できる
9.時々絶食して身体を洗浄するのはオーケーか?
人体の「洗浄(クレンジング)」などという概念はない。
10.赤ワインは健康によい?
一般的に赤ワインが健康によいと信じられているがどんなアルコールでも1日に1-2杯以上飲むのは良くない。ほとんどの研究では赤と白に違いはない。