食品安全情報blog過去記事

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多くの乳がん患者がその帰結にも関わらず高用量抗酸化物質を摂っている

Many breast cancer patients take high doses of antioxidants despite possible consequences
8-Jun-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-06/acs-mbc060309.php
CANCERの2009年7月15日号に発表された論文によれば、乳がん患者の多くががん治療中に影響不明な抗酸化サプリメントを摂っている。抗酸化サプリメントの中にはビタミンCやE、βカロテン、セレンなどが含まれる。多くの乳がん患者はサプリメント乳がん治療の副作用やがんの再発予防などに役立つと信じているが実際の効果については不明である。抗酸化サプリメントががん治療を妨害すると考えている医師もいる。
Long Island 乳がん研究プロジェクト(LIBCSP)の1500人以上の乳がん患者のうち、フォローアップインタビューに回答が得られた764人について調査した。
764人中663人が乳がんの化学療法・放射線療法・ホルモン治療を受け、そのうち60.5%が治療中にサプリメントを使用していたと答えた。さらに使用者の69.3%は高用量であった。
CANCER; Published Online: June 08, 2009 (DOI: 10.1002/cncr.24378