食品安全情報blog過去記事

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包装済み食品の日付表示

Date Labelling on Pre-packaged Foods
2009-06-26
http://www.inspection.gc.ca/english/fssa/concen/tipcon/date.shtml
包装済み食品の日付表示は消費者にとって価値のある情報である。その意味の基本的理解が表示の理解に役立つ。
Durable life耐久期限
耐久期限は製品が適切な条件で保管され未開封の場合に、新鮮さ・味・栄養価及びその他の品質を保持する時間を意味する。賞味期限Best before日付又は耐久期限Durable life日付は、その製品の耐久期限が終わる日付のことである。 この日付はラベルにBest before又はmeilleur avantという単語と一緒に表示されている。賞味期限は安全性を保証するものではない。
Best before賞味期限日付
賞味期限Best before日付は90日以下の日持ちの包装済み食品に表示される
Expiration dates期限切れ日付
期限切れ日付は以下の製品に使用される
・ 処方液状食品(経管栄養などに使用される)
・ 超低エネルギー食(医師の処方により薬剤師が作る食品)
・ 食事代用品
・ 栄養サプリメント
・ 乳児用ミルク
期限切れ日付を過ぎたら表示にある栄養価をもたない可能性がある。期限切れ食品は食べてはいけない。
"Use by" Date賞味期限日付
食品医薬品規制ではuse byという表示は包装済み生鮮酵母にのみbest beforeの代わりに使える。
90日以上日持ちする製品の賞味期限Best before
90日以上日持ちする製品には賞味期限表示は必要ない。
賞味期限Best beforeを超えた食品を食べること
賞味期限Best beforeを超えた食品は食べられるが何らかの風味の変化などがある可能性がある。賞味期限Best beforeは食品の安全性とは関係ないことに注意。また未開封のものにのみ適用され、一旦開封したら品質保持期間は変わる。食品の安全性確認に鼻や目や味を使ってはならない。疑わしい場合には捨てること。有害微生物は見た目がダメになっていなくても増殖していることがある。