食品安全情報blog過去記事

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クローン動物の影響についてのさらなる助言

Further Advice on the Implications of Animal Cloning (SCNT)
26 June 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902616986.htm
EFSAは2009年3月に欧州委員会から2008年7月のクローン動物についての助言に関連してさらに詳細意見を要請された。特にクローン動物の健康と福祉についてと、現在の知見がヒツジ、ヤギ、ニワトリにどこまで適用できるかについての意見を求められた。
2008年にEFSAが意見を発表してから多数の科学論文が発表された。ほとんどの論文は胚や初期発生や方法改良についてのもので生まれた後の動物や生長した動物についてのものはほとんどない。エピジェネティック再プログラミングが改善されればクローン動物で診られる病理や死亡割合は減るであろう。ウシとブタ以外についてはリスク評価を行うに足るデータはまだない。
この声明はEFSAの2008年の意見が今でも有効であることを確認する。