食品安全情報blog過去記事

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研究データの完全性とアクセスしやすさについての基本原則を提供する報告書

Report Offers Principles to Protect Integrity, Accessibility of Research
Data July 22, 2009
http://www.nationalacademies.org/morenews/20090722.html
急速に発展するデジタル時代において、研究データの全体性とアクセスしやすさを維持するために大学や研究所や雑誌や科学者個人の努力が必要になる。
NASの報告書では関係者による科学的データの作成・共有・維持の基本原則について助言する。

  • プレスリリース

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=12615
デジタルデータは偽造しやすく、Journal of Cell Biologyの調査では投稿された画像のかなりのものが不適切に操作されたものであったため、画像の手の入れ方について許容できるものとできないものについてのガイドラインを作った。最終的にはデータの正確さは研究者の責任である。
さらにデータや方法についてはタイムリーに公開すべきで、公開しないならその理由を説明するべきである。基本的にはデータは再評価や科学の進歩のため共有されるべきである。
データは作られた後何年も価値があるが維持にはコストがかかる。研究者は維持計画を作り研究出資者はデータ維持コストについても理解すべきである。

  • 報告書本文

Ensuring the Integrity, Accessibility, and Stewardship of Research Data in the Digital Age
http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=12615