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Danacol と血中コレステロール 植物スタノール/ステロールの多い低脂肪発酵乳製品と血中コレステロール削減と冠動脈心疾患リスク削減に関する健康強調表示の科学的実証

Danacol and blood cholesterol Scientific substantiation of a health claim related to a low fat fermented milk product (Danacol ) enriched with plant sterols/stanols and lowering/reducing blood cholesterol and reduced risk of (coronary) heart disease pursuant to Article 14 of Regulation (EC) No 1924/2006 [1]
31 July 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902768493.htm
植物由来の植物ステロールエステル(ベータシトステロール 80 %、カンペステロール 40 %, スティグマステロール 30 %、ベータシトスタノール 15%、カンペスタノール 5 %、ブラシカステロール 3 % 及びその他の植物ステ ロール 3 %、植物由来脂肪酸とのエステル)を多く含む低脂肪発酵乳製品の 健康強調表示申請について評価した。
申請には23の論文を含み、そのうち19報は対照化ヒト試験、1報は非対照化ヒト試験、3報はメタ解析であった。さらに未発表の2つのメタ解析が提出された。
NDAパネルは食事からの植物ステロールの摂取とLDLコレステロールの低下の因果関係は確立されていると結論した。
科学的根拠を繁栄した文言としては:「植物ステロールは血中コレステロール濃度を低下させる作用がある。血中コレステロール濃度が高いことは冠動脈心疾患発症のリスク因子である」
NDAパネルは植物ステロールは血中コレステロール濃度を下げる必要のあるヒトにのみ消費されるべきであり、コレステロールを低下させる医薬品を服用している患者は医師の指導のもとにのみ使われるべきであると考える。