食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

東ヨーロッパ産キノコのDEETは健康リスクとはならない

17.09.2009
http://www.bfr.bund.de/cm/217/deet_rueckstaende_in_pfifferlingen_aus_osteuropa_sind_kein_gesundheitsrisiko.pdf
リトアニア、ロシア、ベラルーシ産生鮮マッシュルームから最大1mg/kgのDEET (N, N-Diethyl-3-methylbenzamid)が検出された。
BfRは消費者への健康リスクを評価した。
検出された最高濃度1mg/kgとドイツとヨーロッパにおけるキノコの摂取量推定から、成人で約0.0053 mg/kg/日、子どもで0.0018 mg/kg/日となる。イヌで有害影響が見られる濃度が75 mg/kg/日で安全係数100を用いるとヒトに有害影響が見られない用量は0.75 mg/kg/日である。この値から健康へのリスクとはならないと結論した。