食品安全情報blog過去記事

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ジンジャーティーや粉末ジンジャーティー、ジンジャーを含む食品サプリメントには警告表示を追加すべき

Warning label to be added on food supplements containing ginger as well as on ginger tea, and corresponding drink powders
http://www.evira.fi/portal/en/food/control_and_entrepreneurs/labelling_of_foodstuffs/warning_labelling_and_instructions_for_use/warning_label_to_be_added_on_food_supplements_containing_ginger_as_well_as_on_ginger_tea__and_corresponding_drink_powders/
ジンジャーに含まれる化合物にはジンギベレン(30%)、b-ビサボレン(10-15%)、セスキフェランドレン(15-20%)、ar-クルクメン、ゲラニアール、酢酸シトロネロール、ジンゲロール(約5%)などがある。
フィンランド食品安全局Eviraのリスク評価ユニットは妊娠中にジンジャーを含むサプリメントを摂ることの安全性について評価を行った。妊娠中のジンジャー摂取に関する科学的根拠は限られており、結果も一貫していない。ジンジャーに含まれる化合物のうち多くのものが胎児の発育に有害である可能性がある。評価の結果、妊娠中にジンジャーティーの長期大量摂取などジンジャー製品を摂ることは避けた方がよいことが示唆された。
このためEVIRAは予防原則により妊娠中の母親向けにジンジャー製品には特別の警告表示をすることが適切であると考える。また産婦人科で医師、看護師、栄養士などにより妊娠中のジンジャー摂取について話をすべきである。
ジンジャーサプリメントとジンジャーティーについては「妊娠女性には薦めない」という表示をして、妊娠女性向けの宣伝は行うべきではない。

(ジンジャーティー(ショウガ茶)をつわり用に勧めている人たちがいるようだ。たまに飲んでも大丈夫だとは思うけど、天然だから安全とか言ってる人は信用しないように。基本妊婦にハーブやサプリメントの類は勧められない。調子が悪いなら医師に相談して薬を飲んだ方がよほど安全。)