食品安全情報blog過去記事

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パーフルオロ化合物調査結果発表

Survey of perfluorinated compounds published
Thursday 15 October 2009
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/oct/pfossurvey
英国の食品中のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及び類似化合物について調べた結果を発表した。結果からは、PFOS類は検出されはするが、その濃度は人々の健康に懸念とはならない。
PFOSは撥水作用や消火剤に使用されるが、有害性への懸念から使用は段階的に減っている。
PFOSは魚や内臓から微量検出されるが肉や卵や乳などの他の食品からは検出されない。最も高濃度だったのはレバーや腎臓、カニ、油分の多い魚であったがいずれも消費者にリスクとはならない。
結果の詳細は以下から
Survey of fluorinated chemicals in food
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/fsisbranch2009/fsis0509
成人の推定平均摂取量はPFOSで0.01 microgram/kg 体重/日、PFOAで0.01 microgram/kg体重/日、高摂取群でもどちらも0.02 microgram/kg 体重/日。
TDIはPFOSが0.15、PFOAが1.5 microgram/kg 体重/日なのでどちらも遙かに下回っている。