食品安全情報blog過去記事

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The Lancet
Volume 374, Issue 9702, 14 November 2009-20 November 2009, Page 1722
Time to revisit mumps vaccination in Japan?
Dr Toru Sasaki MDa, and Koichi Tsunoda MD
30才男性のおたふく風邪重症例の症例報告。
多くの国で予防接種によりおたふく風邪の発症が少ないのに日本でのみ重症例の報告がある。おたふく風邪の患者数は2001年に日本で226万人と推定されるが同じ年米国ではわずか226例である。

  • コンシューマーレポートは「極めて歪んでいる」とヨーロッパのトップ科学者が言う:缶詰め食品を避ける必要はない

STATS
Consumer Reports "highly biased," says top European scientist: No need to avoid canned food
Trevor Butterworth, November 12, 2009
http://stats.org/stories/2009/no_risk_bpa_cans_nov12_09.html
科学的批判が増加したため、コンシューマーレポートはBPA調査の詳細やどこの検査機関を使ったかを公表することを拒否
Wurzburg大学の毒性学教授Dr. Dekantはコンシューマーレポートが缶詰め食品を食べるなと助言したことについて、科学的根拠はなく極めて歪んでいると言っている。同じようなことがドイツで、シリコーン製のおしゃぶりでおこっている。ビスフェノールAを使っていない製品からNGOBPAを検出したと主張したが、それは分析技術が未熟なためで、公的機関が再現しようとしたところ検出されなかった(BfRのおしゃぶりの項参照)。活動家たちはしばしば間違った科学を使う。分析法の詳細について検証する必要がある。
STATSはコンシューマーレポートに分析法の詳細を電話やメールで問い合わせたが拒否された。
以下いろいろ略
もしコンシューマーレポートのBPAリスクに対する理屈を採用するならビールやワインは完全に禁止しなければならない。ビールは植物エストロゲンを含み、発生毒性のあるエタノールを3万5千-11万ppmも含む。ワインはさらに悪い。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20091104#p15 の件


コンシューマーレポートの方はSTATSに対して反論するなかで妙な批判をしている
Not-so-smart-smear tactics from Consumer Reports
http://thestatsblog.wordpress.com/2009/11/10/not-so-smart-smear-tactics-from-consumer-reports/
STATSがExxonMobilから資金を貰っているという。根拠はSTATSがSarah Scaife 財団から資金を得たことがあって、Sarah ScaifeがExxonMobilの株を持っているから。

NOTICE OF PENDENCY OF CLASS ACTION
November 10, 2009
http://saynotokimkins.wordpress.com/2009/11/10/notice-of-pendency-of-class-action/
キムキンスダイエットに対する訴訟を集団訴訟として扱う
2006年1月1日から2007年10月15日までにKimkins.comからダイエット会員権を購入した人全てが原告となる。4万人と推定される。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20080115#p20
の続報