食品安全情報blog過去記事

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「おもちゃの安全性に関するタウンホールミーティング」:CPSCは保護者に対し市販のおもちゃをより安全にするための新しい規則について語る

“Town Hall on Toy Safety”: CPSC Talks to Parents About New Rules Aimed at Making Toys Safer
http://www.cpsc.gov/cpscpub/prerel/prhtml10/10039.html
CPSCの委員長Inez Tenenbaumはニューヨークで開催されたタウンホールミーティングで消費者におもちゃの安全性について話をした。今年から
・ 子ども用おもちゃの塗料の鉛の規制値が90 ppmに引き下げられた
・ 12才以下の子ども用おもちゃについては新しい塗料規制値に合致しているかどうか検査して認証されることが必要。
・ 300ppm以上の総鉛量の子ども用おもちゃは作ったり売ったりできない
・ 6種の禁止フタル酸を0.1%以上含む子ども用おもちゃは作ったり売ったりできない
・ ほとんどの子ども用おもちゃは任意基準ではなく義務基準が適用される
2009年にはCPSCは38件のリコールを行った。これは2008年の162件や2007年の148件より少ない。鉛関連は14件で、2007年の63件、2008年の85件より少ない。
おもちゃ関連の事故については、2008年は15才以下の死亡が19件、緊急治療が172700件であった。そのうちほぼ半分の82300件が5才以下の子どもである。死亡は溺死、自動車の関与、小さな部品による窒息によるものである。
以下ホリデーシーズンの贈り物の購入の際の留意点。
事故報告書は以下
Toy-Related Deaths and Injuries Calendar Year 2008
http://www.cpsc.gov/library/toymemo08.pdf