Natureニュース
Cancer genomes reveal risks of sun and smoke
16 December 2009
Brendan Borrell
http://www.nature.com/news/2009/091216/full/news.2009.1143.html
皮膚がんと肺がんの配列決定により、多くの突然変異が予防できる可能性が示された
がんゲノムプロジェクトの科学者らは小細胞肺がんと悪性黒色腫の患者由来の細胞系統の遺伝子配列を決定し、本日Natureにオンライン発表した。これまで白血病、乳がんゲノムの配列が報告されている。
最新報告では、悪性黒色腫で33345、肺がんで22910の遺伝子変異が同定された。変異の分布は一様ではなく、多くはコード領域ではないところにあり、細胞が重要な領域のDNA傷害を修復したことを示唆する。ほとんどの変異は1塩基置換で煙草の煙に含まれる化合物や日光による可能性がある。彼らは煙草1本で15の突然変異がおきると推定している。
Pleasance, E. D. et al. Nature advance online publication
doi:10.1038/nature08629 (2009).
2.Pleasance, E. D. et al. Nature advance online publication
doi:10.1038/nature08658 (2009).
