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米国のヘルスイリテラシー問題

The Lancet
Vol. 374 Number 9707 Dec 19, 2009  Page 2028
The health illiteracy problem in the USA
ヘルスイリテラシーは医療へのアクセスや使用に関する医学情報の理解や使用能力の欠如のことである。ヘルスイリテラシーは健康の不平等を拡大する。
米国AHRQはヘルスリテラシーの低さが医療や健康状態の悪さと関連することを報告している。ヘルスリテラシーの低い人たちは救急搬送されたり入院したり入院が長期化することが多いため医療費がさらに高騰する。
推定では米国成人の半分が医学情報の解釈に問題を抱えているとされるが信頼できるヘルスリテラシー測定方法がないため実数は不明である。最近IOMがこの件でシンポジウムを開催した。ヨーロッパでは2011年に最初のヘルスリテラシー調査のデータが発表される予定である。