食品安全情報blog過去記事

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科学を使う:原則と実用性

Using science: the principles and practicalities Andrew Wadge
21 December 2009
http://blogs.food.gov.uk/roller/science/entry/using_science_the_principles_and
FSAは科学や根拠に基づくアプローチを行っている。そしてこのことは我々の新しい戦略(Food Standards Agency's Strategy for 2010 2015、 http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20091208#p12)と来年はじめに発表される科学と根拠に関する戦略で再確認される。
このアプローチには独立した専門家の助言が絶対的に必要であり、私は今週政府と専門家の効果的な関係を確保するための原則が発表されたことを歓迎する。BISはこの原則について2010年2月9日まで意見を募集している。
これまでにも言及したように、科学的助言から政策に至るまでの過程は複雑で科学以外のことも考慮しなければならない。だから私はそのことについて議論をし、そのような複雑なプロセスがどのようになされるべきかについての共通理解を試みるのは有用だと思う。FSAはBISの意見募集に対応する予定であり、そのために独立した科学委員会に意見を求める。
もちろん真に問題なのはそのような原則を如何に実践するかである。私の見解では最も良い方法は透明性の高い、公開のもとで行うことである。あなたはどう思いますか?


英ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
政府への科学的助言に関する原則
Principles on scientific advice to Government published for consultation
15 December 2009
http://nds.coi.gov.uk/clientmicrosite/Content/Detail.aspx?ClientId=431&NewsAreaId=2&ReleaseID=409612&SubjectId=36
この原則では信頼、尊敬、独立、透明性、公開性について扱っている。科学とイノベーション大臣Drayson卿が担当した。
例えば
信頼と尊敬
・ 政府は独立した科学助言者の専門性やプロとしての勝ちを尊敬すべきである
・ 科学助言者は政府の幅広い要因に基づく決定をする民主的委託を尊敬すべきで、科学は政府が政策を決定する際の検討項目の一つでしかないことを認識すべきである。
・ 政府と科学助言者は立場の共有のために協力すべきで、相互信頼を損なうような対応は決してすべきではない
など。
(日本はどっちもダメ?)