食品安全情報blog過去記事

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アリストロキア酸を含む漢方薬に関連する尿路がん

EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
Urinary tract cancer associated with Chinese herbal products containing aristolochic acid
21-Dec-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-12/jotn-utc121709.php
漢方薬Guan Mu Tong(馬兜鈴、ウマノスズクサ)を含む多くの処方に入っている発がん性物質アリストロキア酸は、JNCIの12月21日号に発表された新しい研究によれば尿路がんリスク増加と関連する。
台湾大学による2001年1月から2002年12月31日までに新たに尿路がんと診断された台湾患者の症例対照研究。最終的には患者4594人と対照174701人を解析した。
Mu Tong(木通、アケビ)(禁止前の馬兜鈴汚染の可能性有り)を60g以上処方されたことがある、あるいは推定150 mg以上のアリストロキア酸を摂った場合に尿路がんのリスクが用量に依存して増加した。もうひとつの尿路がんリスク因子であるヒ素暴露とは独立していた。