食品安全情報blog過去記事

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塩分摂取量を減らすための研究を

Science Media Center
Research calls for substantial reduction in salt intake
February 4th, 2010.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2010/02/04/research-calls-for-substantial-reduction-in-salt-intake/
今月NEJMに発表された新しい研究はEU全域での減塩規制要請を促す
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100127#p1
我々は栄養の専門家にこの研究のニュージーランド人にとっての意味や公衆衛生上の助言を尋ねた。
公衆衛生栄養士Amanda Brien
保健大臣は1日の塩分摂取量を6gにするよう薦めているが現在のニュージーランド人の摂取量は9gほどである。卓上塩の排除は一つの方法であるが、塩の多くは加工食品由来である。一部の製造業者はすでに減塩対策を行っていて、表示をみればメーカーごとにどれだけナトリウム含量が違うかに驚くことだろう。
栄養コンサルタントAmy Liu
加工食品に由来する塩が摂取量の85%をしめる。まず塩辛い食品の量を減らし食卓で塩をふるのを止めよう。
登録栄養士Mary Rose Spence
現在プロジェクトの成果でパンの塩の量が減っている。さらに製造業者に努力を促すことと消費者に購入の際にチェックするよう促す必要がある。
Namalie Jayasinya
消費者の啓発と製造業者の努力が必要。

(安部某氏の「何を食べたらいいの?」という本では保存料を避けるために塩分の多い梅干しを選べと主張していた。世界中の科学者の主張は真逆。害のないものを避けるために現実に害があるものを多く摂れという話にお金を払うのは愚かとしか言いようがない。http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=3742