食品安全情報blog過去記事

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より環境に優しい牧場?ニュージーランドのGM飼料作物

Science Media Center
Greener pastures? GM forage crops in New Zealand
March 2nd, 2010
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2010/03/02/greener-pastures-gm-forage-crops-in-new-zealand/
干ばつ耐性で、温室効果ガス排出量が少なく、家畜にとって栄養価が高いといったメリットが遺伝子組換え飼料作物の開発で得られる。
しかしこれらは農家や一般の人々にGM牧場を受け入れるのに十分だろうか?
これまでニュージーランドではGM牧草の環境放出は認可されていないが、研究機関ではライグラスやクローバー品種などが開発中で市場への投入準備を行っている。
この分野におけるニュージーランドの研究はどれだけ進んでいるか?どのようなリスクを評価すべきなのか?GM作物が栽培された場合の乳や肉の生産者の展望は?さらにニュージーランドの国際的イメージへの影響は?
このような疑問にこたえるため、ニュージーランド王立協会が一連のペーパーを発表し、オンラインで入手可能にした。オーディオでも提供されている。
ペーパー
Royal Society of New Zealand paper highlights the potential benefits and possible risks of genetically modified forages
http://www.royalsociety.org.nz/Site/news/gm_forages.aspx