食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ビタミンDサプリメントとインフルエンザ

Vitamin D supplements and flu
Wednesday March 17 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/03March/Pages/Vitamin-D-supplements-and-flu.aspx
「インフルエンザ予防にはワクチンよりビタミンDの方が良い」とThe Timesが報道した。新聞は子どものインフルエンザ感染リスクがビタミンDを摂ることで半分になったと報道した。この試験は日本の430人の学童でのもので、冬の間にビタミンDサプリメントを与えると季節性インフルエンザのリスクが活性のない錠剤の場合の半分になったというものである。新聞の見出しは誤解を招くもので、試験ではビタミンDサプリメントプラセボと比較しているのであってワクチンとは比較していない。
ビタミンDは自然の日光に暴露されることでできるし各種食品にも存在する。従ってほとんどの人々は必要なビタミンDサプリメントなしで得ることができる。例外は妊娠女性や高齢者、あるいは皮膚を常にカバーしている人、滅多に外出しない人である。このような人には1日に10 microgのビタミンを摂るよう助言する。
重要なことは上限摂取量を超えないことである。FSAはビタミンDサプリメントは1日25 microg以下なら有害影響はおこりそうにないと助言している。