EFSA evaluates possible risks from the pesticide chlormequat in grapes
23 April 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/praper100423.htm
生食用のブドウから残留農薬クロルメコートが検出されたという情報を受けて欧州委員会はEFSAに公衆衛生上のリスクについての緊急意見を要請した。
EFSAの専門家委員会はもし検出されたクロルメコートの濃度が閾値である1.06 mg/kgを超えないのであれば公衆衛生上の短期リスクはありそうにないと述べた。1.06 mg/kg以上のクロルメコートを含むブドウを一度に大量に食べた子どもについては健康リスクが排除できない。症状は口や喉のかゆみや吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛などである。
インド産テーブルグレープのクロルメコート存在による公衆衛生リスク
Risks for public health due to the presence of chlormequat in table grapes from India
Published:
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1590.htm
クロメコートは植物の生長調整に使われる物質でブドウのMRLは定量限界である0.05 mg/kgに設定されている。ADIは0.04 mg/kg bw/d、ARfD は0.09 mg/kgと導出できる。
急性影響の閾値は1.06 mg/kgと計算できる。計算はヨーロッパでもっとも暴露量の多いドイツの子ども(体重16.25kgで一度に食べる量211.5g)をもとに、分析したブドウの残留濃度のばらつきを考慮して行った。
長期暴露に関しては健康影響はない。
- AFSCA
インド産テーブルグレープのクロルメコート
23 April 2010
http://www.afsca.be/productionvegetale/pesticides/_documents/2010-04-23_ChlormequatraisinsInde_FR.pdf
0.1-0.35 mg/kgが検出されたらしい