食品安全情報blog過去記事

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「化学物質」とがんについてのオオカミ少年

Crying Wolf about 'Chemicals' and Cancer (from NRO's Critical Condition)
Elizabeth M. Whelan, Sc.D., M.P.H.
May 14, 2010
http://www.acsh.org/healthissues/newsID.1891/healthissue_detail.asp
大統領のがん委員会による報告書の問題点
1. 「化学物質」は本質的に危険であり暴露量は減らすべきだと考えていること
天然であれ人工であれ全てのものが化学物質なのでどうしようもない
2. 「有害」で「発がん性」があるものは全て排除するのが目標
「安全でナチュラルな」食品には天然に発がん物質が豊富に含まれている
3. この委員会は量の概念が欠けているようだ
職業上高用量暴露された場合と環境中から微量検出された場合で同じとみなしている
4. いわゆる「予防原則」を採用し全ての物質に使用前に安全であることが証明されることを要求する
「安全性を証明」することはできない