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EPAはピアレビューとパブリックコメント募集のためにダイオキシン報告書案を発表

EPA Releases Draft Dioxin Report for Peer Review and Public Comment
05/21/2010
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/48f0fa7dd51f9e9885257359003f5342/6fb73a1c778fe16a8525772a0055ac5a!OpenDocument
ダイオキシン再評価の完了に向けた一歩として、ダイオキシンの毒性に関する重大な問題の再解析とNASのコメントへの回答を含む報告書案を発表した。
EPAの科学助言委員会が2010粘7月にこの報告書案のピアレビューを行うが、一般からの意見も募集する(90日間)。
報告書案は以下から
http://cfpub.epa.gov/ncea/CFM/nceaQFind.cfm?keyword=Dioxin
(報告書案は1850ページ)
要約からは
経口のRfDは、子どもの頃のダイオキシン暴露と精子の濃度と運動能力の減少が関連するという研究と、新生児の甲状腺刺激ホルモン濃度の増加という二つの疫学研究を根拠に、7 x10 -10 mg/kg/日を設定した。またTCDDにはヒト発がん性があると分類した。経口でのスロープファクターは、標的リスクレンジが10-5から10-7までの場合mg/kg/日あたり1 x 10-6 とした。包括的不確実性解析は現時点では不可能である。