食品安全情報blog過去記事

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EPAは4つのIRIS評価をレビュー終了まで保留

EPA Places Four IRIS Assessments on Hold Pending Review
06/15/2010
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/48f0fa7dd51f9e9885257359003f5342/b64d44f06a56d5b285257742007c5002!OpenDocument
EPAは現在進行中の4つのIRIS (統合リスク情報システム)評価を、評価に用いた研究のレビューが終了するまで保留することを発表した。EPAのIRIS評価は特定の化学物質のヒト健康影響を決定するために行われている。
化学物質の発がん性評価のための動物実験を行っているイタリアのRamazzini Institute により行われたメタノールの研究をレビューしたNTPの報告書では、NTPの科学者とRamazziniのがんの診断に違いがあり、さらなる病理レビューを薦めている。
EPAは化学物質の評価がしっかりした科学的根拠に基づいてなされるために、Ramazzini Instituteがおこなった発がん試験のデータを根拠とする化学物質の評価を見直すことにした。
Ramazziniのデータに基づく評価は6つある。現在進行中のメタノール、MTBE、ETBEアクリロニトリル、先に完了した塩化ビニルと1,1-ジクロロエチレンである。
(Ramazzini Instituteはアスパルテームの発がん性試験で世界中の評価機関からダメ出しをされている
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/archive?word=Ramazzini)