食品安全情報blog過去記事

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政府はビスフェノールAほ乳瓶の段階的廃止を発表

Government announces BPA baby bottle phase out
30 June 2010
http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/newsroom/mediareleases/mediareleases2010/governmentannouncesb4822.cfm
Mark Butler保健政務次官は主要小売業者がビスフェノールABPA)を含むほ乳瓶を段階的に廃止すると発表した。
この任意の段階的廃止は、Wesfarmersグループ(Coles, K Mart及びTarget)と小売業者Woolworths、Big W およびAldiがオーストラリア政府や小売業者と数ヶ月に渡って建設的議論を重ねてきた結果である。
Butler氏は以下のように述べている。
FSANZはほ乳瓶のBPAや可塑剤の安全性を評価し、その摂取量は極めて低く赤ちゃんの健康にはリスクとならないと結論している。しかし今年初めFDABPAによる乳幼児へのリスクについてさらなる研究を行うと発表した。多くの国が消費者の懸念とFDAの決定に反応してBPAほ乳瓶の任意の回収を行った。オーストラリア政府はほ乳瓶のBPAについて一定の一般の人々の懸念があることは承知しており、そのため小売業者と段階的使用廃止について検討してきた。
Butler氏は主要小売業者による決定を賞賛し他の業者についても続くことを要請している。
それによりオーストラリアの保護者の懸念がおさまるだろう。