食品安全情報blog過去記事

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妊娠女性用ヨウ素 専門家の反応

Science Media Center
Iodine for pregnant women – experts respond
July 1st, 2010.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2010/07/01/iodine-for-pregnant-women-experts-respond/
7月1日から妊娠中及び授乳中のニュージーランド女性向けに新しいヨウ素錠剤が発売される。
この150 microgヨウ素サプリメントは妊娠を計画している女性、妊娠中または授乳中の女性に勧められる。ヨウ素は胎児の脳や神経系の発育に必須のホルモンを作るのに必要で、現在ニュージーランドの女性は十分なヨウ素を摂っていない。
我々はニュージーランドの専門家に、新しいサプリメントについて意見を聞いた
ニュージーランド栄養士協会の会長Jan Milne
ニュージーランドの栄養士はヨウ素サプリメントを妊娠女性が無料で入手できることを歓迎する。ニュージーランドの土壌はヨウ素含量が少なく、我々の食生活では十分なヨウ素を摂ることができない。最近のパンへのヨウ素添加は多くの人にとって意味のあるヨウ素の供給になるが、必要量の多い妊娠女性にとってはそうではない。妊娠を考えはじめてから授乳が終わるまで毎日150 microgのヨウ素錠剤を摂ることが必要である。胎児のヨウ素不足による障害は不可逆的である。
ニュージーランド栄養財団の栄養士Carolyn Cairncross
カンタベリー地方衛生局の女性子ども担当部門Helen Little
いずれも歓迎
(日本人は摂りすぎだから。昆布だと1gでも必要量の10倍以上になるので。)