食品安全情報blog過去記事

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サケのウオジラミコントロール

ノルウェー食品安全局
Methods of salmon louse control
01.07.20
http://www.mattilsynet.no/english/news_archive/methods_of_salmon_louse_control_81594
サケのウオジラミコントロールについてのFAQを提供する
ノルウェーの養殖サケのウオジラミの問題は2009年秋に悪化し、海のケージにはびこったウオジラミは魚を脅かし最も良く使われている医薬品に耐性を生じるリスクがあった。サケのウオジラミ感染は深刻化し野生のサケなどにもリスクがあった。
ウオジラミ感染を治療しないでおくと、サケの皮膚や肉が食べられてしまい魚の福祉にも問題がある。
サケのウオジラミLepeophtheirus salmonisは北半球の全ての海域に存在し、養殖業にとって常に問題となってきた。近年養殖が盛んになるにつれて問題も大きくなってきた。海に養殖魚がいるということはシラミにとっては宿主がたくさんいるということである。そして水中の卵の数も多いということである。ウオジラミはサケの皮膚や粘膜や血液を食べ、おおきな傷をつけることで魚が感染症にかかりやすくなる。
現在サケのウオジラミが注目されているのは2009年の夏にNFSAがノルウェーのサケの養殖かごにウオジラミが大量発生していることと各種治療薬への耐性を獲得したことを警告したからである。2009年の秋にはシラミの数は前年同時期の3倍になっていた。
以下具体的治療法や管理など
養殖サケの安全性はNFSAが監視しており残留動物用医薬品などは検出されていないため食べても安全である。